matoil

東京都世田谷区上北沢4-15-12
メゾンドボンシャンス1階

マトイルのことをご紹介します。

マトイルのこと、
紹介させてください

  • 谷 美那子
    matoil代表

    マトイル代表の谷です。
    メーカーでUIUXデザイナーとして勤務した後、2020年に新規事業開発部門に異動。皆様に暖かく見守られながら、マトイルの構想に日々邁進中です。
    赤色と、りんごの形と、柴犬が好きです!
    嫌いな食べ物はミントとパクチーです。
    私から、メンバーをご紹介しますね!

  • 和泉 知世

    谷の右腕のマトイルスタッフ。見た目からは想像がつかないほどガッツがある、マトイルの中心メンバーです。食物アレルギーがない、和泉の素直な感想や何気ない一言に、ハッと気づかされることも多いです。関西出身、一度も関西から出たことがありませんでしたが、マトイルに参画するために関東に異動。東京と横浜が近いことに驚く関東初心者です。
    嫌いな食べ物はネギです!

  • 高橋 瑠菜

    バイリンガルで、プログラミングも皿洗いも、なんでもできちゃう高橋。マトイルのイベントで元気いっぱい動き回っている小さめ女子がいたら、それは高橋ですのでよろしくお願いします。
    嫌いな食べ物はグリーンピースとごろっとしたにんじんです!にんじんのラぺは好きです!

  • 今村 慎太郎

    NPO法人アレルギーっこパパの会 理事長。娘さんの食物アレルギーをきっかけに、NPO法人アレルギーっこパパの会を設立し、現在はスタートアップや外食企業の支援など幅広く活躍されています。マトイルメンバーみんなが頼りにする、唯一の左脳派。「プロフェッショナル」出演を夢見る、マトイル設立初期からのアドバイザーです。
    嫌いな食べ物は、白くてクリーミーなものです!

  • 辻 正博

    マトイルのシェフ。長年、上北沢のイタリアンレストラン ilsoleのシェフとして、レストランでのアレルギー対応を続けてこられた実績があり、マトイル初期からのアドバイザーです。谷や今村さんからの無茶ぶりを、むしろ楽しんで考えてくれる、素敵な料理人。見た目はコワモテの職人のようですが、お茶目でこどもが大好きな方です。
    嫌いな食べ物は、給食の味噌汁に入っているネギです!(薬味のネギと焼いたネギは好きです!)

  • 安達 康平

    マトイルのパティシエ。千葉県柏市にあるご自身の工房、お菓子な工房もえぎで、卵、乳製品、小麦粉を使わないケーキを作られています。マトイルでは、さまざまなアレルゲンを使わずにケーキやお菓子を作らないといけないことから、作りなれたレシピも一から見直して試作を繰り返していただいています。
    嫌いな食べ物は、トマト、ナス、貝類(ぐちゃっとした触感のもの)です!

わたし達の出会いエピソード

よく、「このメンバーはどうやって集まったんですか?」と聞かれることがあります。
それぞれ違う得意分野があり、思いを持ったメンバーたち。出会いや、これまでのエピソードについては、noteでご紹介していきたいと思います。

わたし達の出会いエピソードを読む
(note)

01創業のきっかけ

マトイルのはじまり

こんにちは。
matoil(マトイル)代表の谷美那子です。
こどものころから食物アレルギーと付き合ってきた私は、おいしいものが大好きです。
普段の旅行や外食では、対応してもらうお客さんの立場にいる私ですが、
マトイルをはじめるにあたり、食物アレルギーに対応してくださる方々の大変さを知りました。
そして、この大変さの先には、たくさんの喜ぶ顔があることも知りました。

食物アレルギーがあっても食事の機会や料理の時間を楽しめるものにしたい。
食物アレルギーがあるからこそ出会える料理や食体験がきっとあるはずで、
それをみんなから羨ましがられてしまうものにしたい。

その先には食物アレルギーに関係なく、
誰もが楽しめる魅力的な世界が広がっているかもしれない、
と感じてマトイルをはじめました。

正面から
向き合ってみる

どうやったら、自分とおなじ食物アレルギーのあるこども達や、
そのお母さん、お父さんに喜んでもらえるだろう?
改めて、自分とも向き合ってみて、考えたことがありました。

どれを食べてもいい。どれを選んでも大丈夫。
全部好きなものでできている。家族みんなが嬉しい。
そんな夢みたいなメニューを届ける。

そんな思いから始まり、いろいろ試行錯誤した結果、
普通ではちょっと考えられないようなオーダーメイドのサービスが出来上がりました。

おいしいを
たのしい思い出と
いっしょに
体験してほしい

わたし達がお届けしているのは、記念日を楽しむ「anniversary meal kit」です。
お誕生日、クリスマス、記念日などをお祝いする日の食卓に
ごちそうをお届けすることにこだわりました。

食物アレルギーがあると、おうちの外では気をつけないといけないことがたくさんあって、
食べることが、ちょっぴりつらい思い出とセットになっていることがあります。
だから、素敵な思い出といっしょに味わってほしい。

アレルギーっ子が一番の主人公になれる、
おうちで楽しめるごちそうキットをつくりました。

04サービス開発秘話

モニターテストを
するなかで
気づいたこと

anniversary meal kitの販売開始まで、たくさんの方にモニター協力をしていただきました。
久しぶりの外食の味を楽しみにしてくださる方も多く、
「とびっきりのごちそうにしよう!」と張りきってメニューを考えたマトイルメンバーですが、
見慣れない料理や食べ慣れない味に、こどもたちの箸がなかなか進まないことに気づきました。
華やかさとおいしさを両立させることや、こどもも大人も楽しめる食卓をつくることが
マトイルにとっての最初のチャレンジでした。

学校から帰ってきたお子さんも途中参加。
ヒアリングでお話する内容。

本番前の「ひとくちトライアル」

ヒアリングではご両親の希望だけでなく、お子さんにも「何を食べてみたい?」と聞いています。でも、お子さんたちは食べたことがあるもの、食べ慣れたものを答えるので、なかなか記念日らしいメニューにたどり着きません。そこで、「普段どんなものを食べているか」「似たものでお子さんが好きな味のものはあるか」など、ヒアリングの内容を変えました。
その結果、「しょうゆベースのラーメンが好き」「レモンが好き」といったお話から、和風のレモンパスタをご提案するなど、シェフのアレンジが光るメニューが生まれています。
それでも「こどもが食べるか不安」ということがある場合は、少量をお送りして、お子さんの反応を見ていただく「ひとくちトライアル」という試みをしています。

少量のトライアルキットでは、お1人分をご家族でシェアいただき、味の好みなどをお聞かせいただいています。
ケーキをまだ食べたことがないお子さんも多くいらっしゃるので、ホールケーキを頼む前に、ひとくちお試し頂けます。
ひとくちトライアル

トライアルというと、決まったメニューの中から選んで試すイメージがあると思うのですが、オーダーメイドのマトイルには決まったメニューがありません。そこで、ヒアリングのあとのメニュー提案の際に、不安に思うところがある方にはひとくちトライアルをお届けし、ご試食いただけるようにしています。

うちの子
こんなに
お肉食べるんだ

ヒアリングやひとくちトライアルのあとにご提案したメニューは、お子さんの“ど真ん中”に。
普段はお肉を食べない娘さんが大きなハンバーグを完食する姿をみて、
お母さんお父さんがびっくりしていたこともありました。
いつもと違うメニューを、安心して思い切って試すことができるのもマトイルの特徴です。
そのチャレンジが、お子さんにとって新しい食との出会いにつながったり、
ご家庭のレパートリーが増えるきっかけになったらうれしいです。

いろんなご家族と
出会って
気づいたこと

モニター協力では、前向きに頑張るご家族の多さを改めて知ることができました。
お母さんだけでなく、積極的に料理に取り組むお父さんもいっぱいいらっしゃいました。
食物アレルギー=除去だけでなく、安全な代替食材を探して新しい料理に挑戦してみたり、
手のかかるお菓子や料理をつくったり。
それは本当に大変なことだから、「大変です」と言いつつも、
楽しんで前向きに話してくださる姿にマトイルは力をもらいました。

後日、作ってみました!
というご家庭も

マトイルの料理教室では食材だけでなく、調理済みのソースや生地もお届けしているので、
ご自宅で再現できるようにレシピもつけています。すると「こどもからのリクエストがあって自分でも作ってみました!」の声が届きます。ごちそうキットは食べて無くなってしまっても、ご家庭とマトイルの関係は続くと気づかせてくれたエピソードです。料理が得意なお父さんは、またお子さんに喜んでもらおうと、難しいレシピにも挑戦する傾向があることもわかりました(笑)

オンライン料理教室では、またご家庭で作れるように、レシピや作り方などもお送りしています。

こども心をくすぐる、
遊び感覚の調理工程

小麦の代わりに使っている米粉は、グルテンが出ないのでどれだけ練っても大丈夫。
好きな形を作ったり、クッキー型で抜いたり。小さいお子さんでも参加できる工程があります。

話す場があること
自体に価値がある

いつも頑張っている皆さんの頼れる存在になりたい。
ヒアリングはみなさんのことを教えていただく場ですが、お母さん、お父さんにとって、少しでも気が楽になったり、楽しい時間になったらいいなと思っています。もちろん、お子さんの参加も大歓迎です。食べたいものの絵を書いて見せてくれるお子さんや、学校から帰ってきて、お母さんの後ろから「よっ」とあいさつしてくれるお子さんもいらっしゃいます。時に、親御さんも知らない好き嫌いが発覚して盛り上がることもあります。ポジティブな食の話をする場があること。それ自体を大事にしていきたいと考えています。

楽しみにしてくださる
ご家族やお子さんの
笑顔に
私たちが
元気をもらっています

おいしさを届けるための試行錯誤

マトイルには、プロのシェフやパティシエがいます。みなさんのご要望に応えるため、新しいレシピ開発では、常にトライ&エラーを繰り返しています。

例えば、お子さん向けのオンライン料理教室で題材にしたクレープ。
企画当初はご自宅で生地から作ってもらえたらいいなぁと思い、電子レンジだけでできるレシピを考えていました。でも電子レンジだけでは香ばしさなどが足りなかったため、生地を焼いた状態で届けることになりました。グルテンができない米粉で薄く焼き、なおかつ、破れないようにもっちりとさせる生地づくりは、プロのパティシエにも難易度が高く、何度も試作を繰り返し、無事料理教室の日を迎えられました。

マトイルにとってはまだ未完成のクレープ生地。ご家庭にあるもので簡単に作れる方法や、小さいお子さんでも参加できるような調理方法も模索中です。
みなさんからのリクエストがマトイルのパワーの源。
マトイルの「おいしさへの挑戦」は続きます。

グズグズになったり…
パリパリになったり…
折ったり丸めたりして、色々な盛り付けができるように。

02届けたい体験

マトイルを通して、
届けたい体験

無言で完食してしまう、
とびっきりのおいしさ

食べられるものに制限のあるアレルギーっ子は
食が偏ってしまったり、新しい食への関心がなくなってしまったりすることも。
せっかく腕をふるったごはんも、お子さんの食が進まずにがっかり、
なんてご経験もあるのではないでしょうか。

わたし達も、これまでの試行錯誤の中で度々、そんな場面に向き合ってきました。
そこで、マトイルでは対話形式の「ヒアリング」と、
本番前にお試しできる「ひとくちトライアル」を大切にしています。
お子さんが無言でペロッと食べてしまうような“ど真ん中”のおいしさをご提案しています。

がんばるお母さん・
お父さんに寄り添う

情報があまりなかったり、正しい情報がよくわからなかったり。
一番大変なのは、だれかに気軽に相談する機会がないことではないでしょうか。
わたし達はお医者さんではありません。
でも、わたし達自身が当事者だからこそ、同じ目線でお話することができると思います。
マトイルがお母さん、お父さんの「ほっと一息つく瞬間」になれたら、
とても嬉しく思います。

届けたいのは、
おいしいじかん

好きな食べ物には、楽しい思い出がセットになっていませんか?
思い出があるからその食べ物が好きになる、とわたし達は考えています。

マトイルは「おいしいじかん」をお届けしたいから、
召し上がっていただくその瞬間だけでなく、準備や調理の時間も大切にしています。
シェフになりたいお子さんには、調理や盛り付けを年齢に合わせてご提案しています。
なかなか時間がとれないお母さんやお父さんには、
簡単に本格的なコースメニューが作れるようにご用意しています。
それぞれのご家庭のスタイルや、その日の主役に合わせてご提案していますので、
お気軽にご要望をお聞かせください。

p.s.マトイルのこれから

マトイルのこれから

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございます。

マトイルを立ち上げるにあたり、オーダーメイドのサービスであることを様々な方にご相談すると、「少数派の食物アレルギーがある家庭に向けて、手間暇をかけたサービスは事業として成り立たない」と言われることがありますが、わたしはそうは思っていません。

マトイルは、日々の食事の中で、食物アレルギーのある方が不安や負担、不便を感じるシーンをなくしていきたいと思っています。取り組みたいことはたくさんあるけれど、最初はとにかく楽しくて嬉しいシーンを増やしていきたくて、「anniversary meal kit」を始めました。ご家族、ご友人、ご親戚など、みんなで集まる食事のシーンでお使いいただけたら嬉しいです。

食物アレルギーはひとりひとり違うから、みなさんからいろいろ教えていただきながら、マトイルも進化していきたいと思っています。あなたが「食べてみたい、作ってみたい」と思うものは、他の方にとっても「そうそう、それが欲しかった!」となるかもしれません。日々の生活の中でふと感じたことを、気軽にマトイルに伝えていただけるようにしていきたいと思っていますので、これからの展開にご期待ください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

matoil 代表 谷 美那子

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。

アクセス

matoil factory

東京都世田谷区上北沢4-15-12
メゾンドボンシャンス1階
京王線 上北沢駅北口より徒歩3分